2015年12月5日土曜日

分生が終わって

「今年の分生は長かった」というのは企業のひとならみんな思ったはず。
先ずね、展示会の前日には搬入&ブース設営というのがあるんですよ。
ブースの基礎は私たちが来る頃にはできているんですが、展示してみてから、「やっぱりちょっと暗い」とか、「この壁が寂しい」とかあるもんで、そういうときは照明追加したりカタログラックを増やしてみたりするんです。
で、まあ何とかブースが出来上がって、その日の夜は呑みます。

翌日から展示会は開始。午前10時~午後6時45分まで。
午前10時からというのはありがたいですが、午後6時45分までというのが結構長い。
ほとんど立ちっぱなしですからね。

今回は、Sequelのお披露目ということもあり、たくさんのお客さん(PacBioを知っているひとも知らないひとも)が来てくれました。
喋りすぎてか喉が痛い。

最終日も午後6時45分までポスターがあって、その後7時過ぎからブースの片付けが始まります。
片付けは慣れれば結構早く終わるものですが、運送業者さんが準備できるまで待ったりしないといけません。

今回の分生では、4日は展示が無かったのですが、せっかく中に入れるバッジをもらっているので通常参加してきました。

9時からは「感染を制御せよ!微生物と宿主の”覇権争い”生物学」ワークショップに参加。
菌、原虫、ウイルスなどからの感染をいかに防ぐか。それぞれの生物の専門家がいろんな角度からアプローチしている様子は刺激的でした。演者の発表の仕方も素晴らしかった。

マラリアって今もワクチン無いんですね。知りませんでした。
蚊から感染して、原虫が肝臓に達するまでわずか10分。60時間後には虫の数は3万倍に増える!早ければ感染して1週間後には死に至るという。
なんて恐ろしい病気なんだ。
でも、肝臓を目掛けて移動する原虫の、移動メカニズムの仮説は面白かった。

昼からは、一般演題。ちょっとテーマが???かな、というセッションに入ってしまった。眠くなったら他のセッション会場に移る。
そんなことをしていました。
学生さんの発表は見てて初々しいですね。何度も練習したんだろうなあ、という教科書のようなプレゼン。

他人のプレゼンを見るのは好きです。
内容はともかく、発表者の人柄が現れるプレゼンは、見ていて楽しい。
もちろんそういう発表は、概して内容も良いものです。

来年の分生は横浜です。
再来年はまた神戸だそうです。
パシフィコ横浜は展示会場が1つなので嬉しい。

さて、来年、第二回「PacBio現場の会」を予定しています。
日時は、2016年2月23日(火)
場所は、東京秋葉原UDX

今回もおよそ100人程度の参加を見込み、アメリカからも演者を招きます。
PacBioユーザや共同研究者のかたからの発表があります。
ランチ付きで、参加費は無料、基本的に誰でも参加OK(ということは競合他社も排除しないということ?)
Seqeulのデータも公表する予定です。

参加フォームは、ウェブサイトが出来上がったらこのブログでもお知らせしますし、NGS現場の会のメーリングリストでもお知らせします!

尚、現在この会で発表してくださる方を募集しています。
約25分、PacBioに関すること、ウェットまたはドライの研究発表です。
共同研究でPacBioを扱っている方、受託で読んだ方。是非PacBioのコミュニティで発表し合いませんか?
私どもからも、何人かの方にはお声をかけます。
あと数名、演者が増えたらいいなあ、と思っていますので。



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