Genome 10Kプロジェクト、って知っていますか?
UC サンタクルーズの David Haussler博士、サンクトペテルブルグ州立大学のStephen J. O'Brien 博士、UC サンディエゴ・サンディエゴ動物園の Oliver A. Ryder博士らが中心となって、2009年に設立した、国際ゲノムコンソーシアムです。
脊椎動物を中心に、10,000種類のゲノムをどんどん読んで、がんがん決めていこう!
その後、2015年に、現ロックフェラー大のErich Jarvis博士、BGIの Guojie Zhang 博士、コペンハーゲン大の Thomas Gilbert 博士らが、鳥類のゲノムシークエンスプロジェクト(B10K)を立ち上げ、2020年までに10,000ゲノム以上を読む計画です
今、自然動物・植物のゲノムを決めていこうというプロジェクトが動いています。
私はまだ参加したことが無いのですが、PAG (San Diegoの方)ではそんな話題がたくさん聞けるんでしょうね。恐らく。
この2つの大きなゲノムプロジェクトにはこれまでも、PacBio RSII が使われてきました。
例えば、ハチドリのゲノムシークエンスの場合、ショートリードで解析したときに124,000 本のContigだったのが、PacBioを入れることで1,000本までに減らすことができた、とのこと。(PacBioのブログより)
Jarvis博士らは、既にSequelを2台注文、さらに3台購入の予定もあるらしく、この次世代マシンで数千種のゲノムを読み進めていくとのこと。
いやはや、Sequelの発表からもう1年。
Sequelが、このような大きな国際プロジェクトの現場で使われ始めると聞いて、正直嬉しいです。
今週はアメリカ人類遺伝学会
新しい発表がありますよ。お楽しみに!
0 件のコメント:
コメントを投稿