先日、熱出しました。(前回はシンガポール帰国直後)
PacBioのシークエンサーも、内部の温度を常に監視していて、ちょっと異常があると警告メッセージを出すんですが、人間の体も具合が悪くなる前に軽い警告サインを出して欲しい。
もしかしたら警告を出しているのに、偶然その時、お酒を飲んだりしていて、警告を無視しているのかもしれませんね。
とまあ、言い訳ですが。
最近、PacBio社が学会やセミナーのスライドショーを立て続けに公開しているので、これは是非皆さんに紹介したいと思いました。興味のある方はご覧ください。
9月、PacBioユーザーグループミーティング(UGM)
10月、アメリカ人類遺伝学会(ASHG)
11月、Cold Spring Harbor Laboratory, Genome Informatics(CSHL)
での発表スライドです。
UGMは、一部、非公開のスライドもあります。これは仕方ない。
まずはUGM こちらは以前ブログでも紹介しましたがようやく、PacBioのブログでも、その様子が公開されました。
小さな英語文字で少し見づらいかもしれませんが、ところどころに青色でリンクがあり、そこからプレゼンの資料がダウンロードできます。
個人的にはRNA-Seqが好きです。全長cDNAシークエンスというもので、これは最近PacBioが力をいれており、間違いなく来年、大きなブレークスルーがあると思います。
バクテリアデノボアセンブリのHGAPのように。
続いてASHG
PacBioのワークショップがありました。そのスピーカーのビデオが公開されています。
- Characterizing Structural Variation in the Human Genome using Long Read SMRT Sequencing
- Hosted by Jonas Korlach, Ph.D., Pacific Biosciences
- Resolving Complex Regions of Genomes using Long-read Sequencing Technology
- Evan Eichler, Ph.D., University of Washington
- Highlighting Unexplored Genomic Regions with SMRT Sequencing
- Ali Bashir, Ph.D., Mt. Sinai School of Medicine
- Targeting Complex Structural Motifs in Genes And Haplotypes with Long-Read SMRT Sequencing
- Swati Ranade, Ph.D., Pacific Biosciences
ちなみに2番目のスピーカー(Dr. Eicher)は、Pacで10X ヒトゲノム読んで公開した方です。
最後にCSHL Genome Informatics
これは私は参加していないので実際聞いていないのですが、HGAPの開発者、Jason ChinによるDiploid Assemblyの発表です。
今のアセンブラーでは二倍体に対応していません。PacBioのロングリードをもってしても、現在のCelera Assemblerは二倍体を考慮したアセンブリはできないので、PacBioではそれに代わるアルゴリズムの開発をしています。
インフォマティシャンなら要チェック! 来年くらいに論文になるでしょうか。
これも間違いなく来年の大きなブレークスルーになるでしょう。
その前に本人からこのプレゼン内容を聞いておきます。
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