2017年6月4日日曜日

カベルネソーヴィニヨンのアセンブリでFalcon‐Unzipを知ろう!

皆さんワインは飲みますか?
赤ワイン、白ワイン、私は正直あまり詳しくありません。
飲みやすさと香りで、あとは価格で選んでしまいます。

でもメルローやシャルドネ、という名前を聞いたことはありました。
これらはブドウの品種です。
同じように現在世界中で広く栽培されているブドウ品種に、カベルネ・ソーヴィニョンというものがあります。
これは Sauvignon Blanc という白ブドウと、Cabernet Franc という黒ブドウ品種のF1だそうです。
F1なので、そのゲノムはとてもヘテロ性が高いことが想像できます。


このゲノムをPacBioで読んで、アセンブリした例があります。
PacBioのCase Studyにも紹介されているし、私も何度かこの話題をセミナーなどで紹介しているので聞いたことがあるひともいるでしょう。

ヘテロ性が高い、ということでアセンブラーには Falcon unzip が使われました。

論文はフリーでここから全文がとれます。

Falcon unzipのコンセプトが説明されているので、二倍体ゲノムのアセンブリを考えているひとはまずチェック!
いきなりFalcon unzipの論文に行くよりも敷居が低いと思います。
そしてワインについても勉強できる。知ったかぶりできる、良いペーパーだと思いますよ。

では、次からカベルネ・ソーヴィニョンを飲むときがあったら、ヘテロ性とアセンブリの関係を考えることにしましょう!

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