先週、6月27日から29日までは、2年に一度の国際ゲノム会議がありました。
この「会議」は、いわゆる学会(200~300人くらい?)で、ゲノム関係の学会としてはコンパクトにまとまっていて、テクノロジーとサイエンスが半々くらいのワークショップ、という感じがします。
この業界のそうそうたる先生方が参加されるので、出展する企業側としても効率良く営業活動ができる。
アカデミアの発表は、ポスターも含め、今年はPacBioのロングリードが目立っていましたよ。
確実に2年前よりも、ロングリードを使ったゲノム解析、メタゲノム解析、メディカルへの応用などの発表が増え、存在感が大きくなってきた気がします。
トミーデジタルバイオロジーからは、招待講演者としてMount SinaiのDr. Bobby Sebraを呼び、
Emerging Long Read and Single Cell Genomics Toward
Highly Resolved Medical Genomics and Clinical Research
という内容で、彼らが実際にラボで行っている、ロングリードを使ったクリニカルアプリケーションへの試みを中心に話してもらいました。
また、テクノロジーセミナーでは、PacBioのCSO、Jonas KorlachがSMRTテクノロジーの今の使われ方と他のテクノロジーとの比較、今後の方向性について発表しました。
この話は先日のウェビナーとほぼ同じです。
聞きたい、というかたは録画したリンクをお伝えしますのでお知らせください。
アカデミアからの発表でも、ゲノムのメチレーションをPacBioで読んだという話や、セントロメア領域を読んでいるという話、ゲノムのリピート部位をロングレンジでキャプチャーするという話がありましたが、そんな中、ベストポスター賞を取ったのもPacBioを使った発表でした。
東京大学の西嶋傑さんは、PacBioのSMRTシークエンスを使って、Gut Microbiome のメタゲノム解析を発表され、見事ベストポスター賞を受賞されました!
論文投稿中ということで、ここでは内容には触れませんが、これはまさにPacBioだからこそできた研究です。
Jonas(PacBioのCSOのことですね)も、とっても喜んでいました。
さて、この勢いを保ったまま、今年も後半戦。
頑張っていきます!
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