2014年6月23日月曜日

PacBio アメリカ東海岸ユーザーミーティングから

私は参加していませんが、メリーランド大学にて先週、東海岸ユーザーミーティングがありました。
毎年アメリカでは、東海岸と西海岸で1回ずつ、ユーザーミーティングを行っています。
今年の東海岸はとても盛り上がったそうです!

あの有名なBio.IT World というE-雑誌にその様子が載っています。

PacBio Users Share New Tools and Applications at Meeting in Baltimore

今日はこの記事からの翻訳&引用です。 訳が変なこともあるので、英語に自信があるひとは上のリンクを直接読んでくださいね。

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スクラッチからホールゲノムへ

SMRT シークエンスによって一番大きく進歩した分野は何といってもデノボアセンブリでしょう。
「一年前の論文ではまだ、PacBioを使ってのデノボアセンブリのメソッドが、テーマに書かれていました。 現在は、実際にたくさんの成果が出てきています」
と、Business Development部長のLuke Hickeyは言います。

ショートリードテクノロジーはほとんどがリファレンスゲノムの配列に影響するのに対し、ロングリードはスクラッチからのゲノム再構成をとても楽にします。
メリーランド大学のLuke Tallon氏は、E.coliゲノムを、ギャップの無い完全なContigを完成させるために必要とされる最低ロングリード長は、5Kbから7キロKbであることを見つけました。
この長さは今のPacBio最新試薬をもってすれば何でもありません。
リードの半分は10Kbを出力するからです。
デノボアセンブリは、構造変異検出に必須です。これはリファレンスに頼るアセンブリ方法ではできません。

Tallon氏らのグループは、NCBIのGenbankに登録されている疾患・治療に関係する微生物ゲノムの再解析を、PacBioを使って読んでいます。
最初に読んだStaphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)50サンプルでは、彼らは32のサンプルについて1本のContigにすることができ、ゲノム解析を一層簡単に進めることができました。
彼らは現在、550種類の異なる微生物ゲノムを解読するプロジェクトを進行中です。

Tallon氏らの仕事は、微生物学者の仕事を楽にするかもしれませんが、PacBioシークエンサーをもっとアクティブに使っているユーザもいます。
国立ヒトゲノム研究所のSean Conlan氏は、carbapenem-resistant Klebsiella pneumoniae(カルバペネム系抗生物質耐性肺炎桿菌)のアウトブレイク研究について報告しました。
他のアウトブレイク同様、これも発生源や感染経路が複雑で、数十種類のPlasmidを持ち、うち2つはcarbapenem-resistantの遺伝子を持つ、という厄介ものでした。

異なる患者から単離した、バクテリアとPlasmidの関係性をトレースするため、染色体とPlasmidのキーとなる配列部位を確実に読むため、十分なカバレッジを担保しつつ、大量のサンプルを読まなければいけませんでした。
PacBioシークエンサーは、これらPlasmidと染色体ゲノムを完全に読み終え、アウトブレイクをトレースするのに十分なデータを提供しました。
現在は、ショートリード、ターゲットPCR、オプティカルマッピング、といった他の技術も取り入れ、データの精査をしているところです。

Conlan氏は、今までのリファレンス配列を覆すかも知れないと信じています。 特に抗生物質耐性のPlasmidにある繰り返し配列など、複雑な配列についてです。
「この精度のデータを手に入れたなら、あなたの見ているリファレンスは間違っているかもしれない、とあなたは疑うことでしょう」


ヒトゲノムへ

バクテリアやアーキアのようなスモールサイズなHaploidゲノムアセンブリは、もちろんPacBioの得意とするところですが、私たちのユーザはもっと複雑な生物のゲノムシークエンスに興味をシフトしています。
これまでも、ハエ、ホウレンソウ、ヤギ、そしてヒトを読み、そのデータも公開されてきました。
ヒトゲノムのデノボアセンブリは、これまで普通に行われてきたRiference-guidedのリシークエンスよりも、得られる情報は多いはずです。
コールドスプリングハーバー研究所の遺伝学者、Richard McCombie氏曰く、「ヒトゲノムのリシークエンスは、3,000ドルかければIllluminaマシンでホールゲノムを読めてしまう。その点においてはすばらしい。しかしIlluminaではいくつかの構造変異情報は失われるし、いくつかのゲノム箇所は読めない」

PacBioシークエンサーによるヒトゲノムプロジェクトで興味をそそるものと言えば、ワシントン大学ゲノム研究所で行われているものでしょう。 (このブログでも以前登場)
妊娠時に精子のゲノムだけが胚に移ったという、非常に稀な、Haploidタイプのヒトゲノムです。
このゲノムをPacBioで大量に読んだ結果、今のリファレンスで粗く読まれている場所について、たくさんの改善が見られました。
このサンプルのアセンブリ結果は、N50が4Mbpに達し、この数字は今まで読まれたヒトゲノムのなかで最長の長さです。
ワシントン大学のTina Graves-Lindsay氏は、このアセンブリ結果をリファレンス配列に反映させる仕事の最中であると発表しました。
Haploidサンプルの情報は、Diploidゲノムではアレル間の複雑な構造多型のためにアセンブルがあいまいになってしまうような箇所でも、正確に配列を決定することができます。
PacBioで読んだデータに加え、彼らは読みにくい箇所をカバーしているBACクローンライブラリを作り、PacBioシークエンサーで読んでいます。
Graves-Lindsay氏曰く、「ほとんどのクローンは実際には最終的にリファレンスの中に含まれます。ですのでもしその部位がリファレンスの中できたなくても、最後には読んだ配列で修正できるのです」
ロングリードは、すでにSRGAP2やIGHといった遺伝子の配列をはっきりさせています。
「私たちのゴールは、ゲノム全体のsingle-allelic representationを完成させることです」
これは、あいまいなゲノム構造配列が最小限なリファレンス配列を得ることで可能になるでしょう。


--------------と、ここまで来て翻訳が疲れたので、続きは抜粋、サマリー(笑)-------------

以下は私の文章ですので、本文を見たいひとは英文を参照!


ベストなツールを

いろいろありますがサイズセレクションには今のところBlue Pippinですね。
アセンブリにはHGAPとPB-Jelly
構造変異によってアセンブリエラーが起こった場所を検出するPB-Honey
Diploidアセンブリには、FALCONベータ版
この辺は今までと変わりません。

HGAPというのは最初のエラー補正でBLASRを使います。
これがとてつもなく計算資源を消費する。
National Biodefense Analysis and Countermeasures CenterのAdam Phillippy氏のチームは、これに変わるツールを開発しました。
BLASRを使ったHGAPは、ハエゲノムの場合、全体としてのアセンブリは成功するのですが、600,000 CPU Hoursという、HGAP全体の90%の時間を占有していました。
そこで彼らが試したのは、1990年代に開発された、AltaVista検索エンジンに使われているアルゴリズム。
その名もMHAP
計算時間は600,000 CPU Hoursから、1,000 CPU Hoursに短縮され、ハエゲノムサイズならアマゾンクラウドで実行してもわずか300ドル程度で可能だそうです。
バクテリア程度のゲノムならデスクトップPCでもできるとか!
これが本当ならすごいことですね。
でもしばらくは、アルゴリズムの改善、いろんな研究者による精度の検証が行われるでしょう。

MHAPについてはトレースしています。


それでは、また







2014年5月29日木曜日

2nd PacBio Asia User Group Meeting in Singapore

皆さん、今年もシンガポールでアジアユーザーミーティングを行いました。
日本人スピーカーは2人。参加ユーザは4人。
全体では80名を超える参加者でした。
ちょうどその前に東京で行った、「PacBio現場の会」と同じくらい。

会場はWaterfrontホテルの会場。ANAの客室乗務員御用達の豪華ホテルです。
そこで2日間、アジアのユーザと、KeyGene、BaylerとMount Sainiからのスピーカーが参加しました。
ユーザミーティングなので、個別の発表はクローズドですからここでは伏せますが、全体的な印象は

  1. 昨年と比べて具体的な結果が多かった(昨年は「これから読むぞ」的な発表が多かった)
  2. 数百Mbの生物を読んでいる例など、詳細解析結果が待ち遠しい発表もあった
  3. アジアでは導入してまだ間もないところでも、がんがん読んでとりあえず結果を発表する
  4. マレーシア、中国はこれから伸びる予感がします
  5. 受託会社(韓国とオランダ)は一度に百セル超の依頼があるそうです!

ユーザーミーティングの様子 1

ユーザーミーティングの様子 2
このブログを見ている方なら、ご存知ですよね~ このスライド


PB-Jellyの兄弟ツール、PB Honeyについては、どうでしょう、Pacリードのクオリティを考慮しながら変異を検出するということらしいですが、発表を聞いただけでは十分理解できませんでした。 少し英語の集中力が薄れてきたところだったから、余計に。
ウェブサイトにはもうあるそうですから、調べてみます。

今年はこれからもどんどん、PacBioを使った結果の論文が出てくる気がします。
注目は、バクテリアメチローム、大型真核生物ゲノム、ヒトゲノム、HLA、そしてIso-Seq

益々エキサイティングな分野になるでしょう。
このユーザミーティングも大成功でした。
参加した皆さん、有意義だったと言っていました。

シンガポールは毎日、日中は30度近い気温で、少し早めの夏バテを経験。
そんな中、このユーザミーティングの翌日、Steve Turner氏のコンドミニアムにて、BBQパーティがありました。
夕方は風が涼しく、とても過ごしやすい。
BBQには、Steveの家族はもちろん、PacBio Asiaオフィスの社員とその家族、近所の家族や知り合いなど、たくさん集まり大賑わい。 こんな出会いも大事にしたいですね。

ついでに言うと、シンガポールのコンドミニアムでも、民間の住宅価格は、日本で想像するより遥かに高いです。 豪邸です。
BBQ広場と、大きなプールがついていました。
ちょっと、日本の感覚ではこんな住宅は作れないですよ。
でも、一度くらいは住んでみたい、そんな風に思わせる国、それがシンガポールです。



2014年5月21日水曜日

PAG Asia 2014

PAG (Plant and Animal Genome) Asia 2014 (http://intlpagasia.org/2014/) がここシンガポールで開催されています。
シンガポールは、わかっていたけど、暑い!!!
湿度が半端無いです。
会場はGRAND COPTHORNE WATERFRONT HOTELというところで、ちょっとわかりづらい3Fに、展示ブースとポスター会場、そしてセッション会場があります。

私はPacBioのT-shirtを着て展示員の手伝いをしていますが、正直、このMeetingは国際学会にしては小さいですね。
200人かそれくらいでしょうか。
ランチタイムに全員が出てきて、展示ブースの前に並んだビュッフェ形式の食事を取るのですが、その数を見ても200人もいないかなあ、という感じ。

ま、それだけ密度の高い学会といえばそうですが。

本日、PacBioのワークショップセミナーがありました。
まずは、Dr. Steve TurnerによるこれまでのPacBioの概略と今年も目玉論文の紹介

続いて、Temasek Life Sciences LaboratoryのDr. Shubha Vij,による、700Mb程度のデノボアセンブリ
これは700Mbですが、Medium sizeゲノムと呼んでいました。 Asian Seabass(ブラックバスみたいな魚)のゲノムアセンブリです。
イルミナHiSeqで80x、Sangerで1x読んでもつながらないところはいくら読んでもつながらない。
そこでPacBioの登場なわけです。 
最初は11セル読んで(当時のケミストリーで)平均Read長が2kbでボツ、その次は4kb出たので77セル読んでショートリードとHybrid Assembly、まあまあ使える。
ショートだけでアセンブリしたContigを、EC Toolを使用しPacBioリードをエラー補正したり、最後は20kbライブラリを作製しP5C3で100セルも読んで、平均8kbのリードでゲノムの60xのデータを出力!
これでHGAPアセンブルし、Contig数が5000、N50 が1Mb という結果を出したそうです。
すごい努力と根気、そして予算!
あっぱれでした。

そのあとは我らが友人、Mount SainiのDr. Robert Sebra
先週の金曜、東京でも話してくれた内容です。 ヒトのシークエンスの話でしたので、PAGにはちょっと客層が違うかなーと思っていましたが、心配ご無用。
Robertの話の内容については、別のドキュメントにまとめていますので、出来次第紹介します。
マーケティングの材料に使わせて頂きました。ありがとうBobby!

最後はBaylor College of Medicineの Dr. Kim Worley
さすが天下のBaylorだけあって、年間何と4,000セルをランしているとのこと!
対象生物はバクテリアから真核生物、昆虫、哺乳類、霊長類、とにかくいろんな生物を読んでいます。
彼らの開発したツールといえば、PB Jelly
PacBioのロングリードを使って、ScaffoldのNNNNを埋める、Gap Fillingツールです。
後に、Scaffoldそのものを行う、PB Jelly 2が作られたのは記憶に新しいところ。
ちなみに、PB Jelly2には、やはり最低10x程度のPacBioデータが必要らしいです。
推定ゲノムサイズ300Mbなら、10倍の3Gbのロングリードは必要ということです。
今なら、P5C3で10セルも読めばこれくらいはいきます。
また、できたScaffoldに対してもう一度同じデータを使って再度Scaffoldを作って(これをIterationと言う)いました。 これを2、3回は行っていました。

次回作は、Structural Variation Identification and Assembly QC を行う、PB Honey
ネーミングが良いですね。
PB Honeyについては、さらっと触れた程度ですが、木曜・金曜の、PacBio User Group Meetingで話してくれるそうです。 楽しみ!





2014年5月20日火曜日

皆様ありがとうございました!

今年上半期最大のイベント(私の中では最大のイベント)、「PacBio現場の会」が無事終了しました。
参加者は全体で80名を超えました。


企画したのが3月上旬。 2ヶ月間で良くここまで準備できたなあ、と。
でも何といっても、スピーカーの皆さんがとても協力的で、すぐに決まったというのが良かったです。
会場押さえが結構難儀でした。こういう100人くらいの会場は、結構前から予約で埋まってしまうものですね。
秋葉原UDX、実は3月下旬にキャンセルが出たので決まったんです。
それまでは日本橋のちょっと歩くところの会場でした。
ま、UDXは良い会場ですから、キャンセルが出たとの電話頂いたとき即決でした。


参加された皆様、実は皆様こそが今回の主役でした。
(写真、小さくてすみません。大体の雰囲気が伝わればと。
参加者には、大きいサイズのファイル差し上げます)

PacBioについて、またはトミーデジタルについて、どんな印象を持たれたでしょうか?
企業セミナーらしからぬ、クイズとか、記念写真とか、いかがでしたか?
「現場の会」という名前を付けたのも、皆さんに楽しんでもらい、かつ記憶に残ってもらう、そんな会にしたかったからです。

アンケートの結果、ほとんどの方が「たいへん満足」とお答え頂きました。

ショートリードの情報はもう溢れんばかりに氾濫してますが、PacBioの情報はまだまだ限られている。 何より論文がまだ少ないですし、使い方が特殊。
特殊というか、個性があるんですね。
超長く読める、そんなに多くのリードは出てこない、一本あたりの精度は悪いが集まるとどのシークエンサーよりも良い などなど。

今回お話頂いた演者の方々は、みなさんとても魅力的でエネルギッシュに満ちたお話でした。
きっとPacBioがとても好きなのです。
データを見るまではこの感動は得られないのでしょうが、実際に読んでそのロングリードを得た瞬間、「これでゲノム決まる!」という実感を得るのでしょう。
ゲノムが完全に決まるまではいかなくても、やってる研究がだいぶ進む!
ライバルに差を付けられる!
ってね。


というわけで、お金が無いから、装置買えないから、PacBioあきらめる、なんてもったいない!!
共同研究、受託会社に頼む、という手段があります。
そのときはやっぱり、日本国内で実験するところを選びましょう!
国内なら、私たちもサポートできるので。



それともうひとつ大事なことをお知らせします!

以前、P5C3という新酵素の話をしたとき、これはScaffold用であってアセンブルには向かない、と申しました。
当時はPacBio本社でもその考えでした。

が、

いろいろ経験を積んだ今は、「P5C3をデノボアセンブリに使っても意外といけるじゃん」 ということで、P5C3は事実上のデフォルトスタンダードになりました。
今回の現場の会でも沖縄綜研の中野さんが発表してました。

ちょうど同じ日に、PacBio本社から連絡があり、P5C3は、マイナーバリアント検出以外の全てのアプリケーションに応用可能、ということになりました。
条件として、2次解析ソフトSMRT Analysisが最新の2.2になっていることが必要です。
精度が若干、P4C2に対して落ちるのは確かですが、それでもバクテリアアセンブリの結果はP4C2と比べて全く遜色ありません。
カバレッジを45くらい稼げばQV50に達したので、精度は問題にならない、と本社は言っていました。
長さを生かせるので、大型ゲノムに対しても利点の方が大きいと思います。

そうなると、これからのPacBioシークエンスはほとんどがP5C3、平均8kb、9kbは当たり前、になってきますね。

2014年5月11日日曜日

金曜まであと6日



16日までいよいよあと1週間を切りました!
日程が近づいて来たので緊張してきました。

当日のプログラムをお知らせいたします。
時間は若干ずれるでしょうね。きっと。
でも、会場が6時までなので、ENDは合わせるようにします。

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プログラム
EEnglish speaker

9:15 受付開始
9:45 Introduction (トミーデジタルバイオロジー株式会社)

10:0010:30 
「納豆菌ゲノムのPacBioシークエンシングと高精度配列の再決定」 
(慶応義塾大学理工学部生命情報学科 鎌田真由美様)

10:3011:00 
PacBio RS IIシーケンサーを用いた受託解析のご案内」 
(タカラバイオ株式会社 CDMセンター 湯原悟志様)

11:0011:30 
PacBioによる乳酸菌コンプリートゲノムの構築 + 植物ゲノム解析への応用」 
(国立遺伝学研究所大量遺伝情報研究室、東京大学大学院新領域創成科学研究科 谷沢靖洋様)

11:3012:00 
PacBio RS IIにおける最新プロトコールの実際」 
(一般社団法人 沖縄綜合科学研究所 中野和真様)

12:00 - 13:00 ランチョンセミナー「次世代シーケンスにおけるサイズセレクションの重要性とPacBio RSIIライブラリー調製例」 
(日本ジェネティクス株式会社 鈴木智様)

13:0013:30 PacBioクイズ 
(トミーデジタルバイオロジー株式会社 北爪美和子)

13:3014:00  PacBio新規アプリケーション 「デノボだけじゃないPacBio
(トミーデジタルバイオロジー株式会社 大崎研)

14:0014:50 E
Harnessing Advances in Long Read Sequencing Technology Towards Improved Clinical Diagnostics」 
Icahn Institute for Genomics and Multiscale Biology at Mount Sinai Robert Sebra様)

14:5015:20 E
PacBio RS II を用いた真核生物ゲノムの de novo アセンブリアルゴリズム/Assembling eukaryotic genomes using PacBio RS II
 (東京大学大学院新領域創成科学研究科情報生命科学専攻 笠原雅弘様)

15:2015:45 休憩・時間調整

15:4516:15 
CLC Microbial Genome Finishing Module によるPacBio ハイブリッドアセンブリ」 
(株式会社CLCバイオジャパン 宮本真理様)

16:1516:45 E
From Reads to Reports: Accelerating Disease Diagnosis By Automating Genomic Analysis」 
Strand Life Sciences Dana L. Abramovitz様)

16:4517:15 
1分子リアルタイムシークエンシングの感染症研究への応用」 
(大阪大学微生物病研究所感染症メタゲノム研究分野 中村昇太様)

17:1517:30 Closing (Pacific BioSciences Ram Laxman


17:3017:45 解散

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昼過ぎの「PacBioクイズ」では、素敵な?商品を用意しています。
また、参加者同士ができるだけお知り合いになれるような企画も考えていますので、是非参加ください。

16日は金曜です。 
残念ながら懇親会は用意していません。 
皆さんどうぞご自由に、秋葉原・神田界隈で飲んでも良し、ガンダムカフェに行っても良し。
思い思いに金曜の東京の夜を楽しんでください。

まだ間に合います! 
「16日、予定空いた。PacBio興味あるなー、東京まで話聞きに行こうかなー」って思った方、是非どうぞ!!
来て損は無いと思いますよ。

参加登録は http://www.digital-biology.co.jp/allianced/workshop/
またはこちらから

会場は秋葉原UDX Next 1
秋葉原駅から徒歩5分くらい。でも不安な方のために写真撮って来ました。

秋葉原に着いたら、電気街口(北側)目指してGO

宝くじ売り場・・・は、移動式なので目印にはならないか。
でもこんなふうな景色が見えたら当たり!
まっすぐ進んでエスカレータを上ってください。

ビルに入ったらさらにエスカレータで4階まで進みましょう

UDXギャラリーという看板が目印です。 
会場はUDX ギャラリーネクスト1です。

さらに進むと、右側に会場が見えてくる。
この奥がNext 1です。




2014年5月1日木曜日

PacBio現場の会(2)

今日は大阪から東京へ向かう最終新幹線に乗りながら書いています。
東京着が23時45分だから家に着くのは0時40分…深夜、しかもまだ平日。
でもいいんです! 大阪で串揚げが食べられたから。
小だるまだったかな? 店の名前。良心的なお店でした。
アスパラベーコンがどれだかわからなくて、頼んだ連中が結局ありつけませんでしたが。



以下、NGS現場の会のメーリングリストにも書いた内容と90%同じです。

以前もお知らせしましたが、5月16日(金)、東京秋葉原にて
PacBioのワークショップセミナー「PacBio現場の会」を開催します。
演者の皆様のタイトルが集まり、内容もつめてきましたので再度ご連絡致します!

場所:秋葉原UDX Next1
日時:5月16日(金)、9時45分~(受付開始は9:15分)18時くらいに終了
参加費:無料
参加登録方法:http://www.digital-biology.co.jp/allianced/workshop/
このリンクの一番上、「PacBio現場の会」ワークショップセミナーからご登録ください。
まだ席に少し余裕がありますが、参加登録はお早めにお願いします。


演者の方々のお名前と、発表のタイトルです。
(50音順・当日の順番はこの通りではありません)
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【英語発表: English Presentation】

Robert Sebraさま (Icahn Institute for Genomics and Multiscale Biology at Mount Sinai)
Harnessing Advances in Long Read Sequencing Technology Towards Improved Clinical Diagnostics

Dana L. Abramovitzさま  (Strand Life Sciences)
From Reads to Reports: Accelerating Disease Diagnosis By Automating Genomic Analysis

笠原 雅弘さま (東京大学大学院新領域創成科学研究科)
PacBio RS II を用いた真核生物ゲノムの de novo アセンブリアルゴリズム
(英題:Assembling eukaryotic genomes using PacBio RS II)


【日本語発表: Japanese Presentation】

鎌田 真由美さま(慶応義塾大学理工学部 生命情報学科)
納豆菌ゲノムのPacBioシークエンシングと高精度配列の再決定
(英題:Whole genome resequencing of Bacillus subtilis natto using PacBio sequencer)

谷沢 靖洋さま (国立遺伝学研究所 大量遺伝情報研究室)
PacBioによる乳酸菌コンプリートゲノムの構築 + 植物ゲノム解析への応用
(英題:Completion and verification of draft bacterial genome assembled by HGAP method)

中野 和真さま (沖縄綜合科学研究所)
PacBio RS IIにおける最新プロトコールの実際

中村 昇太さま (大阪大学・微生物病研究所)
1分子リアルタイムシークエンシングの感染症研究への応用
(英題:Application of SMRT sequencing to infectious diseases)

宮本 真理さま (株式会社CLCバイオジャパン)
CLC Microbial Genome Finishing Module によるPacBio ハイブリッドアセンブリ
(英題:PacBio hybrid assembly by CLC Microbial Genome Finishing Module)

湯原 悟志さま (タカラバイオ株式会社)
PacBio RS IIシーケンサーを用いた受託解析のご案内

【ランチョンセミナー】

鈴木 智さま (日本ジェネティクス株式会社)
次世代シーケンスにおけるサイズセレクションの重要性とPacBio RSIIライブラリー調製例

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まだ席に少し余裕があります。

PacBioのユーザ様や解析の達人、アメリカのPacBioヘビーユーザの
お話をじかに聞けるチャンスです!!
ソフトウェアやサンプル調整のお話、Pacの最新プロトコルの紹介もあります。
また、ちょっとした企画やクイズ(素敵な景品も)などを用意してお待ちしています!

参加登録方法:http://www.digital-biology.co.jp/allianced/workshop/
このリンクの一番上、「PacBio現場の会」ワークショップセミナーからご登録ください。

次回はいつ行うかわかりませんよ。←深い意味は無いです。
皆さん、お待ちしております!

研究者同士の情報交換、名刺交換、いろいろやってください。

2014年4月29日火曜日

クオラムセンシング

最近、ビールを少し飲むと、頭が冴えるようになってきました。
ドラフトビール、それもなぜかオリオンビール、限定です。 何ででしょうね。
プレミアムモルツのような高級ビールは酔いが回るのが早い気がする。これはプラセボ効果でしょう。
バーで飲むなら、お勧めはベルギービール。ワインみたいな味のものもあります。ちょっと高いけど種類は豊富で奥が深い!
ベルギービールがなければ、飲みやすいKilkennyか、癖のあるGuinnessのどちらかその日の気分で。
しかーし、仕事するならやっぱりオリオンビール!
というわけで、今度こっそり会社の冷蔵庫に入れておこうか。


さて、今日の話はビールとはぜんぜん関係ありません。
クオラムセンシング (Quorum Sensing : QS)、という言葉をご存知ですか?
バクテリアを研究しているかたには常識なのかもしれませんが、私は知りませんでした。

Wikipedia にはこのように説明されています。
「クオラムセンシング(英語: quorum sensing)とは、一部の真正細菌に見られる、自分と同種の菌の生息密度を感知して、それに応じて物質の産生をコントロールする機構のこと。quorumとは議会における定足数(議決に必要な定数)のことを指し、細菌の数が一定数を超えたときにはじめて特定の物質が産生されることを、案件が議決されることに喩えて名付けられた。クオラムセンシングを行う代表的な細菌には、発光バクテリアの一種であるVibrio fischeriや、日和見感染の原因となる緑膿菌が挙げられる。」

つまり、ある環境下で、自分たちがあまり増えすぎた場合、その数を一定に保つために、シグナルを出し合って数を調整するようなシステムなんだそうです。

人口が増えすぎると食糧が足りなくなって、今度は自分たちの個体数が減る、というのは環境学の教科書で学んだ気がします。
どこかの島の、狼とヤギの個体数の変化、だったような、違ったような・・・。

ミクロの世界ではお互いに個体数を調整しながら、集団の数を維持している、としたら、我々よりも賢いのかもしれませんね。

そんなクオラムセンシングを持つバクテリアが、Cystic Fibrosisの患者さんに、感染が見られるそうです。 
その中の、Pandoraea sp. は、多剤耐性で致死性の高い病原体ですが、病毒性についてはほとんどわかっていないそうです。

University of Malaya (マレーシア)の、Robson Eeらは、PacBio RSIIを使い、Pandoraea sp. Strain RB-44のゲノムをCompleteし、発表しました。



デノボアセンブリは、HGAPを使っています。
これで、病原性・毒性のメカニズムが少し解明されることが期待されます。

マレーシアのチームも、なかなかやりますね。 Good Job !

彼らも、今度のAsia User Group Meetingで発表すると思いますので、楽しみです。


それにしても、バクテリアレベルでもコミュニケーションを取っているなんて、驚きですよ。
昆虫のフェロモンみたいなものですかね。



さて、オリオンビールが空になりました。
もう一本といきたいところですが、今夜のところは我慢。