10月と言えばアメリカ人類遺伝学会(ASHG)。
毎年恒例で多くの日本人研究者も集まりますが、今年は特に多い。
場所がフロリダ州オーランドだからでしょうか?
ということで、PacBioのイベント情報をお知らせします。
ASHG学会に行く人も行かないひともぜひチェック!
このページ行けば全部書いてあるんですけど、まとめますね。
ワークショップは10/18(水)の現地時間12時半から
テーマはヒトゲノム構造解析
Cas9を使った配列特異的ターゲットシークエンスを使って脊髄小脳失調症タイプ10のメカニズム解明に挑む例や、大きなゲノム構造変異と知的障害の関係性の研究、1000人ゲノムプロジェクトの最新情報など。
特に1000人ゲノムの発表は、今年HUGOのPresidentでもあるDr. Charles Leeです!
参加はこちらから、学会には行けないけど後で講演を聞きたい!というひとも、レジストして
Not attending. Send the recording
を選択すればOKですよ! (もちろん参加したひとにも録画のリンクが送られてきます)
それ以外の注目イベントはこれ!
10/19 11:00 am-12:30 pmの Concurrent Platform Session “Advances in the Genetics of Autoimmune Disease,”では、“The MHC Diversity in Africa Resource: A roadmap to understanding HLA diversity in Africa,”(Martin Pollard of the Wellcome Trust Sanger Institute)というタイトルの発表があります。PacBioを使ったMHCシークエンスの実例が示されるそうです。
同日午後4:15-6:15の Concurrent Invited Session “Analysis of Cancer Genome Variation Using Long-read Sequencing”では、Dr. Fritz Sedlazeck (Baylor College of Medicine)、Dr. Jacques Banchereau (Jackson Labs for Genomic Medicine) らによるガンゲノムへのPacBioの応用例がこれでもか!と発表される予感。
Dr. Xufeng Zhao、Dr. Mark Chaissonらは、the Human Genome Structural Variation Consortiumを代表して, “Comprehensive Discovery of Structural Genomic Variants Through Integration of Multiple Sequencing Platforms,” というタイトルのポスターを18日の 午後2:00-3:00 のポスターセッションで発表するそうです (Poster #1501).
彼らは最近、3組のトリオの全ゲノムをPacBioで読んで解析し、1000 Genome Projectのショートリードデータ解析よりも10倍以上の構造変異を見つけたとして bioRxiv に発表。この論文はチェックしているかたも多いでしょう。
PacBio社からの注目は、Tyson Clark が “Targeted Enrichment Without Amplification and SMRT Sequencing of Repeat-expansion Disease Causative Genomic Regions” というポスターを18日の 3:00-4:00 pm で発表します。
これが例のCas9ターゲットです!(Poster #1480).
さらにさらに、初日17日(火)の午後1時から4時にあるGenome Reference Consortium (GRC) & Genome in a Bottle consortium (GIAB) Workshop も見逃せませんよ。
ヒトゲノムリファレンスのアップデートが話し合われるとても面白いワークショップです!PacBioのロングリードも大活躍しています。
と、いろいろ書きましたがプレスリリースにも書いてありますので時間がある方はどうぞ。
PacBio関連のプレゼンだけで約30もあるそうです! 全部をフォローするのは難しいけれどできるだけ聞いてきます。
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