2016年1月21日木曜日

SMRT Grant Program アメリカ版フリーシークエンスキャンペーン


前々回のNGS現場の会で、私たちはPacBioフリーシークエンスキャンペーンを行ないました。
あのときは結構奮発して、4名の方にそれぞれ8セルずつ、無料でシークエンスしました。
いろんな学会等で発表して頂いて、論文になった例もあり、マーケティングとしては大成功!

さて、今年、今度はPacBio本社から少し魅力的なフリーシークエンスキャンペーンのお知らせがあります。
その名もSMRT Grant Program


応募者の中から5名が選ばれ、PacBio社員ではなく外部の科学者に評価してもらい、最終的に1名に絞り込まれます。
このラッキーな1名には、Sequelで10セル分のシークエンスをプレゼント!

というもの。

対象はゲノムアセンブリ、Iso-Seq、生物種は問わず
メチレーションは対象外

解析はドイツのバイオインフォ会社、Computomicsが担当、実験はPacBioまたはPacBioの協力会社が担当します。
PacBioの装置や試薬を買う必要は全くありません。

最終的には今年中に解析まで完了し、翌年のPAGで発表!というのがゴールです。
なので、あまり複雑な実験(1年で完了しないような実験)は採用されない可能性が高いです。
Sequelで10セルといえば、50Gb以上。結構大きなゲノムでもアセンブルできそう。
既にIlluminaやBioNanoのデータがある、という方も、Pacとハイブリッドでアセンブリを完成させるのはどうでしょう?

ノミネートされながらも当選から漏れた4名の方には、それなりに何かいいことがあるそうです。
ここはケースバイケース

興味がある方は、こちらから応募してください。
英語で120単語の簡単なプロジェクトの説明を書いてください。
応募に必要なのはたったこれだけ。
締め切りは今月末1月31日です。(これまた急ですみません)

ちなみにこのGrant Programに関して、私は直接は関与してません。
PacBio本社とダイレクトに連絡し合って結構です。

さて、

「第二回PacBio現場の会」セミナーワークショップ@秋葉原UDXまであとおよそ1ヶ月!
参加はこちらからどうぞ
さまざまな分野からの面白い発表が聞けますよ。
参加者の中にも、ユーザの方や共同研究の方、ウェット、ドライ、様々なバックグラウンドの方、初心者から玄人まで、たくさんいらっしゃいます。
是非ご参加ください。

間もなく演者のご発表内容もアップデートします。
お楽しみに。

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