2017年1月21日土曜日

PAG報告パート1(これはほぼ日記です)

初めて参加した Plant Animal Genomics XXV は、とっても刺激になりました。
いろんな生物のゲノムが研究されているんだなあと改めて実感。
本当はその日にあったことを、現場からは以上です!的に書きたかったのですが、夜は疲れてダメでした。

今日は学会レポート第一弾として、僕みたいに研究者じゃない企業のひとが国際学会に来て何をしているのか、をお伝えしようと思います。
個人日記みたいな感じですので、読み飛ばしてくれても結構です。
学会の話はパート2以降をお楽しみに

私は、行きは成田からロサンゼルスへ。
LAX到着後はUnion Stationへ移動し、陸路Amtrak(列車)でサンディエゴへ、という行きかたです。
ANAはサンディエゴ直行が無いので乗り継ぎしないと行けないのですが、列車のほうが安いし、海側の車窓がとてもきれいなんです。
途中駅のOceansideには昔、友達が住んでいたのでこの辺は良く知っています。

さて、PAG学会の場所はサンディエゴ・ミッションバレーという町にある、ダウンタウンから少し離れたところのリゾートホテル。
空港から車で20分くらい、U-ber使って12ドルでした。


【到着した日・土曜日】
会場から歩いて10分くらいのコートヤードマリオットにチェックイン。このホテルは偶然にも、PacBioの御用達だったのです。
朝も夜もロビーで誰かに必ず会うから、まあ、あれですね、孤独を感じなくて良かったかも。チェックインしてからシャワーを浴びて、メールを書いたりしながら夕方を迎えました。
ちょうど同じ日にサンディエゴ入りするB社のMさんからも「今チェックインしたよ!」と知らせが来たので彼のホテルまで行って、バーで合流。
一緒にバーでビール飲んでいたロックフェラー大学のBenさんと知り合いになり、聞いたら彼もPacBioで蚊のゲノムを読んでいると知って意気投合!
やがてPacBioのPさんからメールが来て、「これからディナーに行くけど来る?まだ店決まってないけど」と誘われます。

その後はみんなでモロッコ料理のレストランにてディナー。
6人くらいでわいわい騒いで10時を回った頃に解散。Uber呼んでホテルに向かう。
じゃあ、また明日!、ってなるかと思ったらロビーで別のPac社員3人につかまり、「Rさんの部屋でおいしい赤ワイン飲むから来るよね?」と誘われる。
もちろんOKして、飲んで半分仕事の話をして、そろそろ疲れて解散になったのが12時。
初日終了! 

【翌日】
日曜日。でも学会は昨日からやってます。
午前中はRNAシークエンス、メイズゲノムなどのセッションを聞く。日本人参加者たちを見つけて一緒にランチ。
午後は展示企業の知り合いと話したり、lncDNAセッション、Sequencing Complex Genomesセッションを回って、夕方6時からビジネスパートナーであるDovetail社のチームとミーティング。
7時、某N社とビジネスディナー。知り合い新たに3人増える。
学会のオープニングセレモニーには出られなかったのが残念。
ホテルに帰ったのは10時。元イルミナのアメリカ人から飲みに誘われていたが場所が遠かったのと時間が遅かったので断念。
部屋で仕事して12時に寝る。今振り返れば一番健康的な日だった。

【3日目】
月曜日、朝10時から日本人お客さんと某出展企業とを引き合わせてのミーティング。
その後ポスターセッションなのでいろいろ見て回る。
午後はPacBioワークショップ。土曜日に知り合った蚊ゲノムのBenさんも発表者のひとりでした。ちなにみPacのワークショップは録画が公開される予定です。
その後またポスター会場で何人かと話す。対象生物種がいろいろあって、知らないことばかり。面白いなあ。
6時から、NRGeneのDeNovoMAGICセミナーに参加。こちらについてもまた別途書きますね。
8時、Dovetail社のみんなとお洒落なイタリアンレストランでディナー。一緒に招待されていたお客さん(オランダのタマネギ研究者Michealさん、Olgaさん、オクラホマのRichardさん)たちと同じテーブルになり仲良くなる。
みんな「Dovetailすごいぜ。スキャフォルドがほんとに伸びる」、って言っていました。うん、良い予感。
11時を回ってお開きになって、ホテルまで送ってもらって、寝たのが1時。

【4日目】
火曜日、そろそろ疲れが出てくるか? 
朝9時に会場近くのカフェで某O社とミーティング。シークエンス業界のちょっとした話。
その後10時からのバイオインフォマティクスセッションに参加。
Nanopore、PacBio、HiC、Chicago、BioNano、これらのどの組み合わせがいいか、というトピックスが個人的には一番楽しめた。
お昼はまた日本人探して晴天の下一緒に食べた。ちなみにこの学会はお弁当付き。PAG Asiaもそうだったな。AACR(アメリカ癌学会)は自腹だった気がする。
午後はDovetailのセミナーに参加してから、夕方は時間になったらお客さんと出展企業とのミーティング。

夜は、PacBio主催のカスタマーアプリシエーションイベント。
こちら招待制なんですがキャンセルがあったので急遽、午前中出会った日本人何人かに声かけてOKだったひとを連れて行くことに。
結果として、みなさん楽しそうだったし喜んでもらえたし、会場の女性率を上げるのにも若干貢献したし。
めっちゃ酔ってたひとが約1名(笑)。ほんと楽しかったんでしょうね。
終わって日本人の参加者を送ってから、私がホテルに着いたのは12時。
運悪くロビーで宴会していたPacBioの酔っ払いにつかまる。
本社の上級副社長KさんとアジアのトップRさんが「Hey, Ken ! Join us」って言うもんだからとりあえず一杯だけ付き合う。
ワイン飲んでピザ食べて、この宴会を抜けてから自分の部屋に帰って寝たのが2時。

【5日目】
水曜日、学会最終日はセッションには参加せず会社訪問。
朝は8時にフロントで同僚と待ち合わせて、ラホヤまでGo!車で20分のところが事故があって40分かかった。
ミーティングは何とか無事終了。同僚君にほぼ任せる。僕は若干二日酔い。

一旦ホテルに戻り、12時から、PacBioのInformatics Developers' Conferenceに参加。
日本人のお客さんも何人か参加してくれました。
アセンブリとIsoSeqにフォーカスしたトピックスで、面白かったと思います。
(ちなみに3月最初の週の後半に、東京でもPac解析セミナーをする予定です。現場の会のメーリスを都度チェック!)
4時半にこのイベントは終わり、ホテルに帰って少し仮眠(そろそろ疲れが溜まってきた)。
夜はPAGXXVのバンケットディナー(懇親会、ってやつ?)があるとのこと。
ホテルでメールとか仕事してたら時間を過ぎたから、僕は少し遅れて参加。
日本人も何人かいたし、この学会で知り合った研究者や企業のひともいたから、一緒にご飯食べて、話して、ビール飲んで。
会場センターにダンスフロアができていたから、みんなでダンスして。
国際学会のこういうのって、音楽は誰でも知っているスタンダードなやつが多いですね。
普通のナイトクラブより年齢層高めだからかな。
ま、そんなこんなで、ここでも日本人のひとと新たに知り合いになって、ついに名刺が無くなりました。
11時にホテルに帰。
しかしそれからまたいろいろあって外出、戻ってきたのが結局1時。
明日は5時にチェックアウトしないと飛行機間に合わないから、今日は熟睡したらアウト。
シャワー浴びて荷物パックして、1時間だけ仮眠しました。

そしてちゃんと飛行機に乗って帰国するわけですが、こういう海外出張は「時差ぼけ」を感じていてはできないだろうなあ。でもそろそろ限界感じる今日この頃。

さて次回パート2からは学会の報告します

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