中国のシークエンスサービスプロバイダー・Novogene社が、Sequelをなんと10台購入するらしいと!
この日の朝、私がホテルを出る前に、ロビーの奥でPacBioの重役とNovogeneの偉いひとっぽい方たちが一緒に朝食を取っていたのですが、最終的な詰めをしていたんでしょうか。
この話は、翌日正式に一般に発表され、世間を驚かすことになりました。
写真はイメージです |
Novogene社は世界各地に研究所を持っていて、10台のSequelは一箇所に集まるのではなく、複数の研究所に分散してインストールされる予定です。でも、ひとつの機関が10台も所有するなんて、本当にチャイニーズマネー恐るべしです!
これほどの資金を持っているNovogeneなら、イルミナの最新シークエンサーNovaSeq6000も、結構な数で購入するかも。
ちなみにNovaSeq6000は、装置自体は結構大きくて、横幅はSequelと同じか若干大きかった。
高さはSequelより低いかな。でももはや床置きタイプになってしまった。
スループットは最大4フローセルで6T塩基(2x 150 bp)。フローセルあたりのリード数は最大100億本! HiSeq Xの3倍ですよ。
ここから先は、イルミナ社の方に聞いてくださいね。
Sequelの話に戻ると、この装置を使った発表も増えてきました。
これからの発表には少しずつ、RSIIからSequelを使ったゲノムシークエンス、Iso-Seqなどの結果が増えてくる気がしました。
PacBioからのポスターはこちら
- Best Practices for Whole Genome Sequencing Using the Sequel System
- A High-Quality Genome Assembly of SMRT Sequences Reveals Long-Range Haplotype Structure in the Diploid Mosquito Aedes aegypti (これは初日にバーで知り合ったロックフェラー大学のBenさんも名前に入っています)
- Full-Length cDNA Sequencing on the PacBio Sequel Platform
- Phased diploid genome assembly with single-molecule real-time sequencing
- Profiling Complex Population Genomes with Highly Accurate Single Molecule Reads: Cow Rumen Microbiomes
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